補聴器メーカーに欧米諸国が多いわけ「技術大国日本はどこへ?」
補聴器メーカーに欧米諸国が多いわけ技術大国と言われる日本はどこへ?
自動車、家電、工業製品などものづくりの分野で世界のトップを走り続けている日本、ですが補聴器業界では日本製よりも欧州製のシェアのほうが多いのです。
補聴器の有名メーカーというと
・フォナックス「スイス」
・オーティコン「デンマーク」
・GNリサウンド「デンマーク」
・スターキー「アメリカ」
・ワイデックス「デンマーク」
・シバントス(旧シーメンス)「シンガポール」
がかなり有名ですが
日本国内ですと
・リオネット「日本」
・コルチトーン「日本」
などがありますが、圧倒的にシェアは海外製のものが多く補聴器のメーカーというと多分すぐに出てくるのは海外のメーカーが多いかと思います。
それはなぜか?
そこにはマーケットの大きさの違いが大きく関係しています。
欧米諸国と日本では、難聴者に対する補聴器着用率に倍ほどの差があり、そこで需要にかなりの差がでてきます。
欧州では国により違いはありますが、全体的に福祉が日本より強化されており、補聴器の販売・供給体制も整備されています。
空港や公共施設では、ループコイル(館内放送などが雑音なく聞こえる)が敷設されている場所も多くあり、補聴器を着けるメリットが日本より格段に大きいのです。
また、日本では補聴器=障害や恥ずかしいといったイメージが強いせいか嫌がる方も多いと思われます。
企業や国、自治体がこういった福祉に力をいれたり、イメージアップをすることにより補聴器着用者が増えれば、冒頭で述べた日本製の画期的な補聴器が誕生するかもしれませんね。
どんないい製品でも売れなければ、利益がなければ企業は製品化することはありません。
弊社では毎週「耳や聞こえ」に関するコラムを更新していますが、こういった活動が少しでも補聴器・集音器の周知・イメージアップに繋がればと考えています。
弊社では補聴器ではありませんが集音器を製造販売しております。集音器?と思われた方は下記の比較を見ていただくと参考になるかと思います。