耳垢の取り方
耳垢の取り方
今回のコラムは、耳のやっかいものの耳垢(みみあか/じこう)の話です。
みなさんは自分の耳の中を見たことありますか?
私ももちろん見たことはないのですが、子供の耳垢を取るために子供の耳の中はよく見ています。
その耳垢は、空気中のほこりや皮膚のはがれと言われています。
一度驚いたのは、子供が小さいころ耳が聞こえないというので心配して見てみると、なんと耳の穴が薄い膜のようなものできれいに塞がれていて、真ん中に小さい穴が開いていました。
ああ、こうやって皮膚がはがれて耳垢になるのかと驚きました。
取り除くと良く聞こえるようになったと言ったので安心しましたが、後にも先にもあんなきれい?に塞がれた耳垢はその時だけでした。
それから、耳の中が細かい耳垢で、取っても取っても取りきれない時は耳鼻科へ耳掃除に連れて行きました。
先生は耳の中に何か薬?のような液体を入れては出すを繰り返してきれいにしてくださいました。
うがいのような感じです。その後、耳の中を見てみると、ピカピカになっていて驚きました。
調べてみると、耳の中を温めた生理食塩水で洗浄したり、点耳薬などで硬い耳垢をふやかして取り出す耳鼻科もあるようですが自分ではやらないようにしてください。
「あれ?なんかいつもより聞き取りにくいな」という時は耳のお掃除もしてみてください。
また、耳のお掃除も大切ですが、やりすぎも禁物です。
なぜやりすぎてはいけないのかというと、耳の中には細かい毛がいっぱい生えていて、これは虫の侵入やウイルス、ほこりが耳の中に入るのを防いでいます。耳の掃除をしすぎると、この細かい毛も一緒に取ってしまうために、侵入を防ぐものがなくなり、虫やウイルス、ほこりが入りやすくなってしますからです。
また人の体とはよくできており、大概の耳垢は何もしなくても耳の穴から自然に押し出されて体外に出ていくのですが、過度な掃除はその押し出される機能を阻害することもあるので適度な範囲での掃除が望ましいようです。
自分では手に負えない時は耳鼻科へ行くこともおすすめします。
いつか自分の耳の中も見てみたいです。きれいだといいな~♪