耳飾り(イヤリングやピアス)の始まりは魔除けだった
イヤリングやピアスが実はアクセサリーではなかった
まだまだ暑い日が続いていますが、
夏らしい装いにあわせて綺麗なアクセサリーをつける女性が
華やかに目立つ季節だなと感じます。
最近では浴衣や置物にも合うような和風なアクセサリーも多くありますね。
先日も某駅前で友人と待ち合わせをしていた際、
綺麗な耳飾りを揺らしながら歩く人につい目を引かれました。 (笑)
そんな姿に個人的に私は憧れがあるのですが…
私自身も夏場は特に、大きめのイヤリングをつけたりします!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
ところで、イヤリングとピアスの違いって皆さんはご存じでしょうか?
日本では
耳に穴をあけて身につけるもの⇒ピアス、
穴をあけずネジやクリップなどの金具でつけるもの⇒イヤリング
と呼ばれています。(お店でも商品の種類分けの名称で使われていますね)
しかし、言葉の意味で見ていくと結構あいまいなところもあるみたいです。
というのも
本来、耳につける装飾品はまとめてイヤリングと言うのだとか…
どういうことかと言うと、
ピアスの語源は英語の直訳で「穴をあける、貫通させる」といったもので
耳飾りという意味ではありません。
現在、日本で使われているピアスは和製英語で
欧米では耳につける宝飾品はすべてイヤリングと呼ばれます。
このように語源から違いを知ることができます。
ところで、
多くの人が“耳飾り”と聞いて思い浮かべるのは
ピアスやイヤリングといったアクセサリーとしての装飾品だと思います。
ここまで、言葉での違いをお話しましたが、
耳飾りの誕生の歴史で見ていくと、
古代エジプト、古代ペルシャの遺跡などから、ピアス型の耳飾りが出土されることから
紀元前からすでに存在し、数千年前からあったことになります。
古代の人々は、人間の体にある穴から悪魔が入り込むと考えていたそうです。
そこで、悪魔の侵入から身を守るため耳の入り口に悪魔の嫌いな光物をつけ
魔除けの役目を果たしました。
当時は耳たぶに穴を開けて金属製のピアスを取り付けていたようです。
(単なる、おしゃれの為だけの耳飾りではなかった…)
ピアス型から始まった耳飾りの歴史はのちにイヤリング型の誕生に繋がります。
これによって当時の女性のおしゃれの幅が広がったとも言われています。
「アクセサリー=おしゃれ」と考えがちですが、
耳飾りの成り立ちがまさかのお守りのような役目だとは、調べていながら意外でした。
豆知識としてお話のネタになりそうですね。
弊社で製造販売している「デカ音くん」や「Phontec」が聞こえの悪い方の「お守り」代わりになればと思います。