聴導犬(ちょうどうけん)について
聴導犬(ちょうどうけん)について
弊社では耳が悪い方たちのために集音器を販売しております。こういった補聴器や集音器のような機器だけでなく、耳の悪い方や聴覚障害者のサポートのために聴導犬がいるのはご存じですか?
多くの方が目の見えない人のためのハーネスを付けている盲導犬のイメージが特に強いと思います。
身体障害者補助犬法に定められている補助犬には盲導犬のほかに介助犬と聴導犬の3つに分けられます。
補助犬への参考までに、
厚生労働省サイトにある身体障害者補助犬リーフレットをご覧ください。
皆さん、日ごろ音によって気付くことってかなりありますよね。自分は電車で通勤しているので、遮断機のサイレンや電車がホームに来るときのメロディや電車の汽笛などなど・・・通勤の間だけでも様々な音に遭います。
また、車のクラクションや救急車やパトカーのサイレンなんかも気付かせるためのサインですよね。こういった音によって危険への注意を向けさせるケースというのが日常では多くあります。
聴覚障害者の方々はこうした音によるサインに気付くことが出来ないので、こういった音に対して反応して知らせる役割を持つのが聴導犬というわけです。
もちろん外に限った話でなく、室内でもインターフォンや電話やメールの着信音や目覚まし時計などの音に反応し、必要であれば音源に誘導するという役割を聴導犬は果たしているそうです。
今挙げたのはほんの一例で、これ以外でも多くの場面で音に気付かせてくれるというのはかなり助かるのではと思いました。また、聴導犬を連れていることで、聴覚に障害のある方だと周りに気付いてもらえるという効果もあります。一目見ただけでは分かりづらいのが聴覚障害のつらいところでもあるので、副次的な効果ではありますが、大きいですね。
余談ではありますが、こうした補助をする動物がなぜ犬なのかも調べてみました。
調べた中でこうした補助に適している大きな理由としてふたつありました。
一つ目の理由としては、まずは知能が高いことです。
これは犬を飼っている方は特に実感として湧きやすいと思いますが、よくTVなんかでも様々な芸を覚えているワンちゃんは多く目にしますよね。ペットとして買われている動物の中でも犬は知能が高く記憶力に優れているということみたいです。また、学習能力も高いことから訓練による学習能力にも長けているのも理由と言えそうです。
もう一つの理由としては忠誠心の高さですね。
最たるものと言えば忠犬ハチ公ですね。
忠誠心の高さとして様々な理由が挙げられますが、その一つとして社会性の高さがあります。群れの中でリーダー、自分より上と考えている存在の命令を聞くということを犬はするようです。犬を飼っている家族だと、家族含めて一つの群れと認識しているようで、仕事で遅くに帰ってくるお父さんだけには犬が冷たいなんて話もよく聞きますよね。
この特性により犬は他の動物に比べて訓練をしやすいので、補助犬や探知犬などに適しているという訳です。
また、犬と人間との関係の歴史も古く、人間に一番早く家畜化された動物とも言われており、古くから人間と密に関わっているからこその忠誠心の高さもあるのではないでしょうか。
聴導犬をはじめとしたとても心強い犬たちのように、皆さんをサポートできるような存在として弊社で製造販売している「デカ音くん」や「Phontec」がお役に立てればと思います。