3つのしあわせ
3つのしあわせ
年の初めに、あるテーマパークに出かけました。
年配の方や小さなお子さんも、言わば一族郎党の家族連れで大変賑わっていました。
パーク内ではどの場所に行っても、ベビーカーもあれば車イスもあり、
どのお客様も同じように、老若男女問わず、楽しめるようとても配慮されていました。
中でもスタッフの方の、お客様への声掛けなど何気ない気配りをする様子に見ているこちらも心がほっこりしました。
この光景を見ながら、「3つのしあわせ」という話しを思い出しました。
私たちは生まれた時は何も出来ず、家族や地域、様々な人々にお世話をして頂いて育てられます。この時期は「もらうしあわせ」と言うのだそうです。
そしてその時期を通ると、段々と身体も成長し、教育を受ける事や日々の生活の中で様々な体験する機会がやってきます。その際に、成功のよろこびや逆に残念な想いも味わいながらできる事が増えていく、いわゆる「できるしあわせ」へと成長していきます。
そして、私たちは「できる」にとどまらず、更にその向こうにはボランティアなども含めて、誰かに何かをして差し上げるという「あげるしあわせ」へと人間力を深めていくという話しでした。
パーク内は、いくつもの外国語が飛び交い、それぞれ肌の色も違います。
中には、食物アレルギーをお持ちの方や外見では分かりにくい障がいのある方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中でも、みんなで楽しめる様に、心尽くしている様に思いました。
弊社もこれまで培ってきた「通信」の技術で耳の聞こえに悩まれる方に、集音器「デカ音くん」の開発、販売を始めて10年になります。
お陰様でとても長くご愛用頂いているお客様が全国に増えて、時には修理の対応をさせていただきますと、ご丁寧なお礼状を下さり、大いに励ましていただく事も少なくありません。
また、後発のおしゃれなヘッドフォン型集音器「フォンテック」は、使用時にONにしたまま乾電池を消費してしまう忘れ防止に「つけたら(装着したら)ON」「はずしたらOFF」という画期的なアイデアを盛り込んだ製品です。
この集音器を開発した事で、ご本人だけでなく、ご家族に会話を取り戻して頂き、「あはは、おほほ」と2020年をおしあわせに過ごされます事、心より願っています。