音よ、来い
身の回りの「音」と「光」の伝わり
皆さんは、雷の音や距離を気にしたことがありますか?
雷が見えた時に、「まだ遠いな」や「だんだん近づいてきているな」を音で判断している時があると思います。
これは雷が光と音を同時に出した時に離れたところでは稲光が先に見えて、音は遅れて聞こえます。
稲光と音の間隔が短くなってくると「雷が近づいてきているな・・・}と感じると思います。
光の速さは毎秒30万kmで1秒間に地球を7周半できると言われていますが
音の速さは毎秒340kmとまったく速さが違うことが分かります。
打ち上げ花火や救急車でも同じような感覚だと思います。光と音を感じるとき、その差により伝わり方が違ってくることが分かります。
ちなみに音を伝えるもののことを媒質という言い方をします。
先ほどまでは気体(空気)での伝わり方でしたが、液体や固体などはそれぞれ音を伝える速さが異なり、液体(水中)では毎秒1500km、固体(鉄)に至っては毎秒5000kmにもなり媒質によっても速さがまったく違ってくることが分かります。
この手の話になると「宇宙はどうなんだ」と思われる方もいると思いますが、宇宙は媒質のない状態では音は伝わらない真空状態ですので音は発生しません。
音の伝わり方
つまり音の伝わり方とは、媒質中を振動(波)が伝わっていく現象ということです。
振動は、物体の周りにある空気を押し出し圧縮します。
圧縮された空気は密度が濃くなり、さらに近くの空気を押し出します。
順々にこの現象が繰り返されることで、密度の濃い部分と薄い部分が発生します。
このように、波となって伝わる現象を音(音波)といいます。
普段目に見えることのない音ですが、私たちの身の回りには音が溢れています。
様々な物質から音が発せられ、それが人の耳に伝わり鼓膜を振動させることで
脳が音と認識するのです。
そしてそんな色々な音を聞きたいのに、人の聴力が低下すると一般的に難聴と言われる状態になりうまく機能しなくなりますがその機能を補うものとして集音器や補聴器があります。
集音器や補聴器は音の音量を調節し、音のする方向を補ってくれます。
音の音量を自分で調節するものや自動で調節してくれるもの、
聞きたい音のする方向を任意で選べるものから周囲の音をすべて拾ってくれるものなど、
様々な仕様がありますので色々と試してみて自分にあったものを見つけるとよいでしょう。
弊社でも集音器の「デカ音くん」、「Phontec(フォンテック)」を取り揃えていますので
気になる方はぜひお試しいただければと思います。