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学校のチャイム音について

身近な音について「チャイム音」

皆さんは、チャイム音と聞いて何を思い浮かべますか?

私は「防災放送からの夕方のチャイム」「学校のチャイム」を思い浮かべました。

防災放送からの夕方のチャイムは、地域によって使われている音は様々あります。(※防災行政鳴動の整備がない地域もあり) このチャイム音を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。学校のチャイム音と同じだったというところもあるかもしれません。

学校のチャイムは、多くの方が馴染みのある音かと思います。学校といえば”キーンコーンカーンコーン”とあの音楽を思い出すのではないでしょうか。

 

今回は、このキーンコーンカーンコーンに関して書きたいと思います。

学校防災行政無線鳴動、夕方のチャイ、

学校のチャイム音について

このチャイム音ですが、おそらく小中高と学校それぞれで同じではなかったでしょうか。またドラマなどで学校のシーンがあってもこの”キーンコーンカーンコーン”のチャイム音が聞こえたと思います。

益々、学校と連想される音だな・・・と思います。

では、このチャイム音どこから持ってきた音源なのでしょうか。

答えは、イギリスのウエストミンスター宮殿の時計塔ビッグ・ベンで使われている時鐘のメロディです。

ちなみにウエストミンスターと聞いて後に続くのは「寺院」と「宮殿」で分かれるかもしれませんが、どちらも存在していてキンコンカンコーンのメロディはウエストミンスター宮殿の鐘楼のものです。寺院は別の鐘楼がありメロディも全く違うそうです。

ウエストミンスターの鐘は、4つの音階で構成されたシンプルなメロディです。この音色は、心を落ち着かせて集中力を高める効果があるとされています。そのため、授業や仕事の開始・終了を知らせる際に、より集中力を高め学習や業務に取り組めるようにする為に採用されています。

あらためて意識したことはありませんでしたが、実は勉強に対しての集中力が発揮される環境にいたと思うと、学校には最適のチャイム音ですね。

 

ウエストミンスターの鐘

しかし、ここで気になるのは

なぜ日本のチャイムに海外のウエストミンスターの鐘が採用され普及したのか。

この鐘が採用された経緯にはある人物が関わっています。
ウエストミンスターの鐘が学校などで採用され始めたのは、1954年に石本邦雄さんとう方によってミュージックチャイムが開発されたことがきっかけです。

ミュージックチャイムは打鐘式のチャイム装置のことです。

当時、学校では空襲を知らせる半鐘が使われていましたが、戦争の思い出したくない記憶を思いおこしてしまうことから、石本さんはイギリスのBBC放送でよく流れていた「ウエストミンスターの鐘」のメロディを採用して、現在のミュージックチャイムの形にしました。

同時期に他にも二人ほど、ミュージックチャイムを開発してこの「ウエストミンスターの鐘」を採用したていたようです。

これは偶然なのか、それとも各々打合せ等をしたのか、いずれも定かではありません。

 

こうしてみると、音と記憶は繋がっていると感じます。

思い起こすのはいい思い出に越したことはないですが音が聞こえなければそれも叶いません。

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