夏のご挨拶
暑中お見舞い申し上げます。
日頃は、弊社の製品をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
近年、今年の夏はこれまでの夏とは違って、特に暑いという話が、毎年出てくるよう
になりましたが、これが5年、10年と続いたら、いったいどういう夏になるのかと考
えますとても心配になります。昨日は、竜巻警報がテレビ画面に出ていましたが、以前
は、竜巻警報というような言葉はほとんど聞かなかったように思います。熱中症という
言葉も昔はありませんでした。日射病とか熱射病と言われていました。とにかく今は、
気象に関する注意報や警報の数がかなり増えているように感じます。日本は、自然災害
の多い国だと言われていますが、それにしても多過ぎないかと思えてなりません。
災害ではありませんが、最近少し気になる話題があります。若い方の難聴問題です。
もちろん病気という場合もありますが、大きな音をヘッドフォンやイヤフォンで聞き続
けることによって起きる場合もあるということです。大きな音を聞き続けることによっ
て、鼓膜の奥にある蝸牛という部分の細胞が傷むことで、音の聞こえが悪くなることが
原因の一つにあるようですが、困ったことにこの細胞は再生しないということです。
同じように、加齢によっても蝸牛の細胞は傷んでくるようですので、いずれはそうな
ることは仕方のないことかもしれませんが、しかし、若い方々が難聴になるのは、防げ
るものなら防ぎたいものです。音量調整を工夫していただけたらと思う次第です。
私は後期高齢者ですので、耳の聞こえは着実に低下しています。高い音の聞こえが悪
いということが、データに出ています。テレビの音量も、次第に高くなっています。弊
社は、集音器を製造、販売していますが、いつ頃つけようか迷っているところです。皆
様には、あまり聞こえが悪くなってからではなく、少し聞こえない分を足してやるよう
なつもりで一気に音量を上げず、使い始めるのがいいのではないかとお話ししていま
す。音量を上ればよく聞こえるかもしれませんが、周りの音も大きく聞こえて、うるさ
いからつけたくないということになりやすい――。その後、かなり聞こえが悪くなって
から使い始めると、これまで聞こえなかった音が急に大きく聞こえ始めるので、今度も
るさく感じてしまうということになるようです。私も、今、迷っています。
まだまだ暑さはこれからが本番です。皆様方におかれましては、十分お体をご自愛い
ただき、元気にこの夏を乗り切っていただけることを心からお祈りいたしております。
社長 平 松 義 朗