片側の耳だけ聞こえない
片側の耳だけ聞こえないとどうなるのか
私は、健康診断で行われる聴力検査に小学校低学年から引っかかっていて、
毎年耳鼻咽喉科にて再検査を受けています。
再検査の原因は、右耳で高音を聞き取ることができていないというものです。
健康診断の聴力検査は、低音の1000ヘルツ(Hz)、高音の4000ヘルツ(Hz)の2つの音を、
一定の音の大きさ(デシベル:dB)で聞こえるかを検査していて、ヘッドホンのような形の受話器を耳に装着し、
「ピーピー」と音が聞こえたらスイッチを押して応答するという方法で行われます。
なぜ1000ヘルツ(Hz)と4000ヘルツ(Hz)が聞こえるかを調べているのかというと、
1000ヘルツ(Hz)は日常会話の音域の代表とされる周波数で、
4000ヘルツ(Hz)は年齢とともに聴力が低下した際に、
早くから聴力が低下する周波数とされていて、聴力低下の早期発見に向いているからです。
私は、耳鼻咽喉科で再検査を受けると、私が聞き取れていない高音は、聞き取れていなくても日常生活には支障がないという診断をされます。
また、左耳では聞き取れているため、両耳で音を聞いている日常生活では違和感を覚えることはないです。
しかし、左右の耳で聞こえ方に違いがあると、不便さを感じることもあるようなので、ここからは具体例を見ていきましょう。
・聞こえの悪い耳側から話しかけられたとき
聞こえの悪い耳側から話しかけられたときに、気付かない、気づいても相手の言葉を正しく聞き取ることができず聞き直したりする場合があります。
これは無意識のうちに、聞こえる側の耳から入ってくる音に気を取られてしまうことが原因のようです。
・騒がしい場所で話しかけられたとき
両耳が問題なく聞こえていれば、大勢の人が集まって騒がしい場所でも、聞きたい音だけを選び取って聞くことができるので、問題なく会話を行うことができます。
しかし、左右の耳で聞こえ方に違いがあると、聞きたい音だけを選び取って聞くことが容易ではなくなり、騒がしい場所での会話に苦手意識を持つことになる場合があるようです。
声や音の方向がわからない
少し離れた場所から話しかけられたとき、左右の耳で聞こえ方に違いがあると、
音のする方向がわかりづらいため、音の方向を探して周囲を見渡さなくてはならない場合があるようです。
以上のような具体例に心当たりがあれば、聴力が低下している可能性があるので、
まずは耳鼻咽喉科にて診断を受けてみてください。