聞くことの奥深さ――「耳の日」に読みたい、日本語のはなし
知ると面白い!耳にまつわる日本語表現あれこれ
――3月3日、聞くこと・伝わることを考える
3月3日は「耳の日」
耳鼻咽喉科の分野ではおなじみですが、あらためて考えてみると、私たちの暮らしや言葉の中には「耳」が深く根づいています。
普段何気なく使っている日本語の中にも、「耳」が入ったことわざや慣用句がたくさんあります。
それらを見ていくと、耳は単に“音を聞く器官”ではなく、感情や人間関係、姿勢そのものを表す存在なのだと気づかされます。
今回は耳の日にちなんで、そんな「耳のことば」をいくつか紹介しながら、「聞く」という行為について少し立ち止まって考えてみたいと思います。

「耳が痛い」――図星を突かれたときの感覚
「それは耳が痛いですね」
誰かの言葉が核心を突いたとき、つい口にしてしまう表現です。
実際に耳が痛むわけではありませんが、心のどこかを“ぐさっ”と刺されたような感覚が、この言葉には込められています。
上司や同僚からの正論、あるいは自分でも分かっていた弱点。
聞きたくはないけれど、確かに正しい――そんな複雑な気持ちを、これほど端的に表す言葉もなかなかありません。
「耳にタコができる」――聞きすぎた結果のユーモア
「その話、もう耳にタコができるよ」
同じ話を何度も聞かされて、うんざりしたときに使われる表現です。
何度も擦られてタコができる、というたとえが面白く、少し笑いを含んだ言い回しでもあります。
言われる側は苦笑い、言う側も半分冗談。
耳にまつわる言葉には、こうした人間関係の距離感がうまく表現されているものが多いように感じます。
「耳年増」――聞いた知識だけで分かった気になる
「耳年増(みみどしま)」という言葉も、耳に関する少し独特な表現です。
実体験は少ないものの、聞きかじった情報だけで大人ぶったことを言う人を指します。
もともとは若い女性に使われることが多かった言葉ですが、今では性別を問わず、「知ったかぶり」に対して使われることもあります。
“聞いていること”と“理解していること”は、必ずしも同じではない――そんな戒めのようにも聞こえます。
「耳を傾ける」――聞く姿勢そのものを表す言葉
「相手の話に耳を傾ける」
これは、単に音を聞くというよりも、相手に関心を向け、きちんと受け止めようとする姿勢を表す言葉です。
ビジネスや人間関係の場面でも、「まずは耳を傾けることが大切だ」とよく言われます。
聞くという行為は、実はとても能動的なもの。
この言葉は、耳が“心の向き”をも表す象徴であることを教えてくれます。
「耳が早い」――情報に敏感な人のこと
「彼は耳が早いからね」
噂や情報をいち早くキャッチする人を指す言葉です。
インターネットやSNSが当たり前になった今でも、情報感度の高い人には、この表現がしっくりきます。
聞く力は、ただ受け取るだけでなく、選び取る力でもあるのかもしれません。
耳のことばが映し出す、人との関わり
こうして見てみると、耳に関する言葉の多くは、感情や人間関係、態度を表しています。
耳は「聞こえるかどうか」だけでなく、「どう聞くか」「どう受け止めるか」を象徴する存在なのです。
普段、何気なく使っている言葉も、その背景を考えてみると、ぐっと味わい深くなります。
3月3日の耳の日。
次に「耳が痛い」と感じたとき、あるいは誰かの話に耳を傾けるとき、
その言葉が持つ意味を、ほんの少し思い出してみてはいかがでしょうか。

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耳で聞くという一つのことから、様々な意味が存在していることに日本語の奥深さを感じます。
誰かに言葉を問いかけるとき、誰かの話に耳を傾けるとき、
いずれも耳の存在あっての会話ですから、皆さん自身
そして周りの人の”聞こえ”にも気をかけてあげられるとより素敵ですね。
皆さんの周りで聞こえずらさを感じている方はいませんか?

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