健康診断の聴力検査でわかったこと|高い音から聞こえにくくなる原因とは?
健康診断の聴力検査でわかったこと|高い音から聞こえにくくなる原因とは?
高い音から聞こえにくくなるのはなぜ?
年に一度の健康診断で行われる聴力検査。
「異常なし」と判定されても、「以前より聞こえにくくなった気がする」と感じたことはありませんか?
私自身、先日の健康診断で従来とは少し異なる聴力検査を受ける機会がありました。その結果から、高い周波数の音ほど聞こえにくくなっていることを改めて実感しました。
今回は、健康診断の聴力検査の見方や加齢による聴力の変化について解説します。

健康診断の聴力検査とは?
一般的な企業の健康診断では、主に以下の周波数の音を使用して検査が行われます。
- 1kHz(1000Hz)
- 4kHz(4000Hz)
一定の音量で音が聞こえるかどうかを確認し、聴力に異常がないか判定します。
しかし近年では、より詳細な検査として、
- どの周波数が
- どの音量まで聞こえるか
を測定できる検査を実施するケースもあります。
私の検査結果
今回の検査では、
| 周波数 | 結果 |
| 1kHz | 問題なし |
| 2kHz | 10dB |
| 4kHz | 15〜20dB |
という結果でした。
基準値である30dB以下だったため、健康診断上は「異常なし」と判定されました。
しかし結果を詳しく見ると、高い周波数になるほど聞こえる音量の閾値が大きくなっており、徐々に高音域の聴力が低下していることが分かりました。
なぜ高い音から聞こえにくくなるのか
加齢による聴力低下(加齢性難聴)は、多くの場合、高い周波数から始まるとされています。
例えば、
- 電子音
- 鳥のさえずり
- 女性や子どもの声
- 子音(サ行・タ行など)
が聞き取りにくくなることがあります。
これは耳の奥にある「有毛細胞」が年齢とともに少しずつ機能を失うためです。
加齢性難聴は徐々に進行するため、自分では気づきにくい特徴があります。
「聞こえている」と「聞き取れている」は違う
聴力の変化でよくあるのが、
「音は聞こえるけれど会話が聞き取りにくい」
という状態です。
例えば、
- テレビの音が聞きづらい
- 会話を聞き返すことが増えた
- 会議や集まりで話が追いづらい
- 騒がしい場所で相手の声が分からない
という経験がある方は少なくありません。
これは単純に音量の問題ではなく、言葉を聞き分ける能力が低下している場合もあります。
声が大きい人は聞こえが悪い?
一般的によく言われるのが、
「声が大きい人は耳が遠い」
という話です。
実際には全ての人に当てはまるわけではありませんが、自分の声がどれくらい周囲に聞こえているかを正確に把握しにくくなり、結果的に大きな声になってしまうケースもあります。
聞こえにくさを補おうとして無意識に声量が大きくなることもあります。
周囲から見ると、
- 会話が大声に感じる
- 静かな場所では騒音になる
- 仕事や作業の妨げになる
こともあるため、聞こえの状態を把握しておくことは本人だけでなく周囲への配慮にもつながります。
聴力検査は「異常なし」でも重要
今回の検査で印象的だったのは、
「異常なし」
という判定だけではなく、
「今の自分がどの程度聞こえているのか」
を数値で確認できたことでした。
聴力は年齢とともに変化していきます。
そのため、
- 定期的に検査を受ける
- 結果を記録する
- 変化を把握する
ことが大切です。
数値の変化を見ながら、自分の聞こえ方を理解することで、今後の生活やコミュニケーションにも役立てることができます。
余談:声が大きくなっていませんか?
「声が大きい人ほど耳の聞こえが悪い」と言われることがあります。
以前の社員にも、声が大きく聞こえづらそうな方が二人いました。また、近所にも日常会話が非常に大きな声の方がおり、冬場に窓を閉めていても会話が聞こえてくるほどです。
聞こえにくさを補うため、知らないうちに声が大きくなっている場合もあります。本人は普通に話しているつもりでも、周囲には騒音と感じられてしまうことがあります。
もし最近「声が大きい」と言われることが増えたら、一度聴力検査を受けてみるのもよいかもしれません。
聞こえが気になり始めたら
聞こえに不安を感じ始めたら、まずは耳鼻咽喉科で相談することをおすすめします。
また、日常生活で「もう少し聞き取りやすくしたい」と感じる場合には、集音器を試してみる方法もあります。
聞こえの状態は人それぞれです。
大切なのは、聞こえが大きく悪化してからではなく、「少し気になる」と感じた段階から耳の健康を意識することです。