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集音器コラム 2018.10.15

カラオケで難聴になるの?

「最近耳の聞こえが悪くなってきたのだけど、これってカラオケが原因ですか?」
という内容の問い合わせがありました。

長時間、大きな音を聞き続けると耳が悪くなるのは当たり前ですが、歌っているはずのカラオケでどうして難聴になるのでしょうか?
カラオケ

実はカラオケは歌ってもいますが、聞いてもいるのです。
そのために大きな音を長時間聞くことによって起きる「騒音性難聴」になる可能性があるのです。

騒音性難聴って何?

騒音性難聴には、2つの種類があります。
1.音響性難聴
音響性難聴は大音量で音楽を聴いていたときなどに発症するものです。
クラブのスピーカーの前にいて発症した方がいるので気をつけてください。

2.職業性難聴
職業性難聴は、騒音の多い工場や工事現場など職場環境によって発症するものです。
トラクターの音などで発症した方がいるので気をつけてください。

騒音性難聴は、前兆が無い難聴とも言われています。
初期症状として「高音域の音が聞こえなくなる」「耳鳴りがする」「言葉の識別が困難になる」などで、その症状に対して自分が難聴だと感じる人が少ないからです。

カラオケの音量はどのくらい?

騒音性難聴は、おおよそ85dB(デシベル)以上の音を聞き続けると難聴になるリスクが高まり、それ以下の音量ではリスクが少ないといわれています。

カラオケマイク

カラオケは一体どのくらいの音量なのでしょうか?
身近な音のdB(デシベル)を簡単に紹介します。
※dB(デシベル)は対数といいます。ここでは音の大きさを表しています。

10dB 聞こえることができる限界の音
20dB やっと音として聞こえる程度、雪が降る音
30dB ささやき声、かすかな音、洋服を着る音
40dB 図書館内、小雨の音、閑静な住宅街
50dB 静かな公園、換気扇エアコンの音、小さな声
60dB 普通の会話、普通の声、学校の授業、デパートの店内
70dB 掃除機の音、夕立、大きい声、テレビの中音
80dB ボーリング場、救急車のサイレン(直近)
90dB 騒々しい工場の中、地下鉄車中、カラオケ(店内客席中央)
100dB 電車が通るときのガード下、地下鉄の構内、ドライヤー
110dB 自動車のクラクション
120dB オーケストラの演奏、新幹線鉄橋通過
130dB 飛行機のエンジン音、落雷

紹介したように、カラオケの音の大きさは90dB(デシベル)で目安となる85dBを超えています。

質問者さんの職業はカラオケの先生でした。
毎日長時間大きな音に晒されて、騒音性難聴になってしまったようです。

騒音性難聴は治るの?

騒音性難聴は一般的には薬で治療します。
しかし、治すことができるのは発症してから初期の段階です。
治療や悪化予防法(補聴器などを使用)も開始が遅くなるにつれて、効果が得られにくくなります。

騒音性難聴はカラオケだけではなく、ライブ会場やイベント会場などの大きな音の出る場所でも発症する危険があります。又、工場などの仕事関係の騒音でも発症する危険があります。

騒音性難聴の予防方法としては大きな音を聞き続けないことです。
仕事で大きな騒音が出る現場では耳栓をしての作業が有効です。

対策できることは対策をして、「もしかして」と思ったらすぐに耳鼻科で診てもらいましょう。
初期症状であれば薬で治すことも可能になります。

普段から耳の健康に気をつけて生活するように心がけましょう!
 
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