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集音器コラム 2019.03.29

補聴器や集音器を使いたくなくなる? ハウリングのやさしい解説

今回は、ハウリングについて解説します。
音響機器(マイク、スピーカ)を触っている方なら一般的なことですが、触ったことがない方や補聴器や集音器を始めて使用する方には何それ?という言葉ですよね。
業界的にはハウリングすることを「ハウる」と言ったりします。

このハウリングは、言葉ではなかなか説明しづらいのでイラストで説明します。

ハウリングとは??

まずは、補聴器や集音器の機能をおさらいしましょう。
マイクで拾った音を大きくして耳に届けるのが補聴器や集音器の役目です。
ハウリングの解説1

ここである一つの問題が出てきます。
ハウリングの解説2

補聴器や集音器から出した音が、マイクに入り込んでしまうことがあります。
そうするとどうなるのでしょう。
ハウリングの解説3

ハウリングの解説4

ハウリングの”ピー音”はやさしい音なら良いのですが、かなりの大音量で限界を教えてくれます。
人間でたとえると“発狂する”といった所でしょう。

「なぜこんな無理な仕事をさせるんだ。もう無理だ・・うぁーーー」
といった感じでしょうか。

この音が嫌になって補聴器や集音器の使用をやめてしまう人がでるほど、厄介なものになります。

ハウリングの対策は?

補聴器や集音器から出した音が、マイクに入りこんでしまうのが原因のため、出た音がマイクに届かなければよい訳になります。

ポケット型のタイプであれば、イヤホンと本体を離して使うことによりイヤホンの音がマイクに入り込むことを防ぐことができます。
耳穴型や耳穴型は音を出す部分とマイクが近く、構造的にハウリングがおきやすいタイプとなります。

最近はデジタル処理によりハウリングを抑制する機能を持つ機種も多くなりました。
ハウリングの抑制といっても各メーカ毎に独自の方法がありますが、分類的には次に分けられます。

①ハウリングが発生した(ピー音)ことを検知してからハウリングを抑制(ピー音を止める)するタイプ
②ハウリングが発生する前に、予測してハウリングを抑制するタイプ

①の場合は、抑制はしますがピー音は聞こえてしまいます。
②の場合は、音量や音質を変化させて発生しないようにするために、本来聞こえるべきであった音が聞こえなくなる場合があります。

結局の所、いずれのタイプも“耳穴にしっかり装着して音が漏れるのを防ぐ”ことが一番効果的になります。
自分に合ったイヤーピースを使ったり、耳穴の型を取り自分にフィットしたものを作るオーダーメイドの物もあります。

最後に

ハウリングのピー音が嫌で補聴器や集音器をやめてしまった方もいるでしょう。
人に限らず、機械も限界を超えた働きはできません。
“合わなかった”の一言で捨ててしまうのは簡単かもしれませんが、まだ改善を試せる余地があるのであればぜひ試してみましょう。
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