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集音器コラム 2019.06.13

耳垢の種類と病気

耳の形や大きさは人によって様々ですが聴こえ方も人それぞれです。また、同じ人でも体調や天気によって聴こえ方は変わってきますし、左右の耳のどちらが聞きやすいかという利き耳というのもあります。

 

耳のイラスト

耳には耳垢が溜まります。この耳垢にはカサカサと乾燥している乾性耳垢、ネバネバと粘り気のある湿性耳垢2種類あります。

乾性と湿性の割合は遺伝によっても違う様で日本人は乾性が多く、約7~8割を占めています。また、湿性の粘度は成長によっても変化して高齢者は粘度が高くなる傾向があります。

 

耳垢が関係する病気に耳垢栓塞(じこうせんそく)があります。

耳垢が大量に溜まって固まりとなり、耳の穴を狭くしたり詰まらせる病気です。高齢で聴こえが悪くなってきたなと感じ、耳鼻科に行ったら耳垢栓塞だったということはよくあります。(実際に私の家族もそうで、耳鼻科で耳垢を除去してもらったら聞こえが良くなりました)

耳垢栓塞の症状は、耳の閉塞感難聴耳鳴り耳痛などがあります。

耳垢栓塞には、代謝のよい子供、高齢者、耳の穴が狭い方がなりやすいです。また、湿性耳垢の方がなりやすいのですが、乾性耳垢の方でもお風呂やプールで耳垢が水分を含んで膨らんでなることもあります。

耳垢栓塞になったら自分で何とかしようと思わないで耳鼻科で耳垢を除去をしてもらってください。

耳垢には耳の穴の皮膚を保護する作用もあります。耳掃除のしすぎで傷つけると外耳道炎になることもありますのでご注意ください。

 

そうそう、数日前にテレビを見ていたら『耳かきで意識不明』という怖いニュースをやっていました。

イギリスの男性が耳かきか原因で意識不明になり、病院に搬送されたという内容で、耳掃除に使った綿棒のコットンが5年前から耳の奥につまり、そこから細菌が増殖し、脳にまで感染が広がったようです。

ニュースでは正しい耳かきの方法も紹介されており、綿棒を耳の入口から1cm位入れて、外に向かって優しくかき出すようにするそうです。耳掃除の頻度も月に数回程度で良いそうです。

 

耳の病気を防ぐためには、耳掃除で使う道具は当たり前ですが、補聴器や集音器のイヤホン部分など、耳に入れるものは常に清潔に保つことも重要です。