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集音器コラム 2019.09.09

虫の「声」を聴く

夏も終わりに近づきそろそろ蝉(せみ)の鳴き声から蟋蟀(こおろぎ)など秋を知らせる虫たちが心地よい音色を奏でる時期へと移り変わっていきます。

「おくの細道」の有名な俳句のひとつに「閑さや岩にしみ入る蝉の声」があります。

この句で松尾芭蕉が蝉の鳴き声を「蝉の声」と詠んだように、昔から日本人は虫の鳴き声を「声」として聴くことができるようです。

 

実は虫の声を聴くことができるのは世界で日本人とポリネシア人だけと言われています。

これは、日本語とポリネシア語は共に母音を中心に認識する言語で、その他の世界の言語のほとんどは子音を中心に認識しているからです。日本語やポリネシア語を母国語としている人は母音と子音の両方とも左脳で聞きいていますが、その他の言語を母国語としている人は母音を右脳で、子音を左脳で聞いているそうです。

 

右脳は音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音を処理します。左脳は言語脳とも呼ばれ、話し声の理解や論理的な処理を行っています。

ここまではすべての人に共通していますが、耳に入ってきた虫の鳴き声を日本人とポリネシア人だけが左脳の言語脳で処理をして言葉に置き換えることができますが、日本人とポリネシア人以外の人は虫の鳴き声を右脳で雑音として聞いているので言葉に置き換えることができないのです。

また、日本人でも外国語を最初に覚えた人は虫の声が聴こえなくて、外国人でも日本語を最初に覚えた人は虫の声が聴こえるそうです。

 

日本人は無意識に虫の鳴き声を「声」として認識していますが、この特徴は遥か昔から日本人に備わっていて、万葉集にまで蟋蟀の声と詠まれている句があるというのが確認されました。

令和時代の秋の夜長に虫たちの「声」に耳を澄ませて、万葉の時代に思いを馳せてみるのも浪漫がありますね。

 

 

話は変わりますが、蝉は雨の日には鳴きません。雨で羽が濡れてしまうと飛ぶことが出来ずに命の危険が待っているため、いち早く雨を察知して木の凹みや葉の裏に身を隠すそうです。

さらに変温動物のため、体温調節が上手くできずに体が麻痺して木から落ちてしまうので、鳴かずにジッと隠れていた方が効率的ですね。

もし来年の夏、急に蝉の声が止んだら雨に気を付けたほうがいいかもしれません。

 

実は虫の声は高音域の方の音に分類されます。もし、最近虫の声を聴かなくなったなと感じられている方もしかすると、虫が鳴かなくなったのではなく、虫の声が聞こえなくなってきているのかもしれません。そんな時には弊社で作っている、「集音器デカ音くん」を試していただくのも一つかと思います。

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