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絶対音感

絶対音感は生まれつき?

絶対音感とは、ほかの音と比較することなく、聞こえてきた音の高さを瞬時に認識できる能力です。他の記事でも少し説明していますが、改めて絶対音感について書きたいと思います。

 

ドアを閉める音がシだったり、ガラスが割れる音がミだったりすることを知っている人は、絶対音感を持っていると言えます。絶対音感は、人口の1%未満しか持っていないと言われています。その理由は、絶対音感は生まれつきの才能であり、後天的に身につけることも難しいからです。しかし、幼少期に多くの音楽に触れたり、ピアノやバイオリンなどの固定された音高の楽器を習ったりすることで、絶対音感が発達する可能性があるとも言われています。

こちらの記事にも絶対音感について詳しく書かれておりますのでご覧ください。

関連記事:耳の聞こえ方、絶対音感、相対音感

 

絶対音感のメリット

絶対音感を持つことのメリットは何でしょうか?一つは、迅速に譜面を読んだり書いたりできることです。絶対音感があれば、聞いた曲や歌をすぐに楽譜に起こしたり、逆に楽譜から曲や歌を想像したりできます。もう一つは、移調(キー変更)が多い楽曲でも瞬時に把握できることです。絶対音感があれば、どんなキーでも同じように聴こえますし、演奏する際も自分の声や楽器の調整が必要ありません。

 

では、絶対音感を持つ人はどんな人なのでしょうか?有名な例としては、「YouTuberハラミちゃん」が挙げられます。彼女は自身のYouTubeチャンネルで、「耳コピ」(耳だけで曲や歌詞を覚えて再現する技術)や「即興」(その場で思いつく曲や歌詞を作って歌う技術)などの動画を投稿しています。彼女は幼少期からピアノや声楽を習っており、「生まれ持った才能」と「努力」の両方で絶対音感を磨いてきました。

彼女の動画では、「ドレミファソラシド」ではなく、「CDEFGABC」という英語表記で歌っています。これは彼女が日本語よりも英語表記に慣れているからです。「ドレミファソラシド」では「シ」と「ド」が同じ発声位置(喉仏)から出す声だから区別しにくいらしいですが、「C」と「D」では違う発声位置から出す声だから区別しやすいそうです。

彼女は自分の動画で、「私も最初は苦労したけど,毎日コツコツと練習しているうちに、絶対音感が身についたのだと思います。絶対音感は特別な能力ではなく、誰でも持てる可能性があると思います。ただ、それにはやっぱり努力が必要ですね」と語っています。ハラミちゃんの絶対音感は生まれつきではありません。実は彼女は幼少期からピアノを習っていましたが、挫折や心の病に苦しみました。その時期に耳コピや即興演奏を始めて自分なりの表現方法を見つけたそうです。また、難聴も抱えており、高音域が聞こえづらくなっています。

 

ピアニスト ハラミちゃん 絶対音感

 

彼女のように、絶対音感を持つ人は多くの音楽に触れており、音楽への情熱や好奇心も強い人が多いようです。絶対音感は音楽を楽しむための一つのツールであり、それ自体が目的ではありません。絶対音感を持っているからといって、必ずしも優れた音楽家になれるわけではなく、逆に持っていなくても素晴らしい音楽家になれる人はたくさんいます。

結局のところ、絶対音感は「生まれつき」でも「後天的」でもなく、「生まれ育ち」と「努力」の両方で形成される能力だと言えるでしょう。そして、その能力をどう使うかは個人の自由ですね。

 

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