最も聴覚が優れた生物
最も聴覚が優れた生物
以前にコラム内でご紹介した私たち人間よりも優れた聴覚を持つイルカですが、そんな彼らよりも聴覚が優れている生物がいます。それはハチノスツヅリガという蛾の一種だそうです。イルカは骨伝導の仕組みで顎から音を聴きとっているのですが対してハチノスツヅリガの聴覚器官はとてもシンプルなものらしく、その大きさは針の先端ほどしかないそうです。コウモリなども聴覚が優れているみたいですが、ハチノスツヅリガはそれ以上だそうです。数値で表すと人間の場合20kHz以上は聞き取れません。イルカやコウモリは20kHz以上の音を聴き分けられるのですが、よりずば抜けているのがハチノスツヅリガです。
イルカは160kHzが限界で、コウモリは212kHzまで感じ取れます。それをはるかに上回るハチノスツヅリガの鼓膜器官は300kHzの周波数にも反応したと研究結果がでているそうです。(人間のおおよそ15倍)
そもそもハチノスツヅリガは幼虫の頃にハチの巣に寄生して蜜ろうを食べて生きている昆虫です。研究された方々によるとハチノスツヅリガがプラスチックを分解できるかもしれないという研究結果がでたそうです。なんでも100匹でレジ袋1枚を完全に分解できるのだとか。今のご時世プラスチックのごみ問題がすごいので解決策になるかもしれませんね。
このようにハチノスツヅリガはプラスチック問題解決の希望だけでなく、聴覚も優れているようなので聴覚に関しての医療等にも役にたつかもしれませんね。調べてみてもハチノスツヅリガについてはプラスチックの分解についての記事をよく見かけます。是非この優れた聴力にも視点をおいて研究してほしいものです。
余談になりますが、聴覚とは別で視覚が優れている生物は、ダチョウ、トンビ、ワシだそうです。ダチョウに関しては、脳みそより目の方がでかいという不思議な構造となっています。
視力数値で表すと、約20.0の数値だそうです。以前見かけた記事に視力の優れた民族で知られるサバンナ遊牧民のマサイ族の中には、視力が約20.0という人もいるほど目がとてもよく、登山中に隣の山にいる人の顔が認識できるというエピソードがありました。マサイ族の場合、自然環境の中で生活し当たり前に遠くをみる習慣からこれほどまでに抜群の視力を持っているのではと言われているそうです。目と耳では勝手は違うかもしれませんが、遠い未来で人間も進化を経て聴力を維持できるようになるのかなと思います。
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