災害時に使用する聴覚障害者用のバンダナ
災害時に補聴器や集音器が無かったらどうする?
聴覚障害者用バンダナについて紹介
私は数年前、地元の消防分団に入っていました。
最近、近くのショッピングモールに行ったところ、消防分団員募集のPR動画が流れていました。
嫁の買い物が終わるのを娘と待っている状況でしたので、その動画をしばらく見ていた所、
「自分映ってるじゃん!」
「これ父ちゃんだよ」と画面を指さして娘に見せる。
まだ小さい娘 全く興味なし・・・
・・・と前置きが長くなりましたが、消防分団員として自主防災訓練に参加していた時、聴覚障害者用のバンダナを見かけたことを思い出しました。
出典 : 「障害者支援用バンダナを配布します」稲沢市ホームページ
http://www.city.inazawa.aichi.jp/kenko_fukushi/shogaifukushi/shogaishien/1006162.html
もし、耳に障害を抱え、補聴器や集音器、人工内耳等を使用されている方が災害にあったらどうなるでしょう。
まず緊急時に機器を避難先に持って出られるとは限りません。
持っていけたとしても、双方とも電源がなければ働かない機器のため、電源が切れてしまえば使えなくなってしまいます。
聴覚に障害があっても、外見からは障害があるということがわかりづらいため
特別な配慮がなされず、重要な情報を把握できない可能性があります。
世の中はデジタル化が進んでいますが、電源で動く機器は電源の供給がなければ全く使い物になりません。
電気に頼らない物の重要性。災害時にはそのことを痛感するのでしょう。
聴覚障害者用のバンダナを見た時、なるほどと感心しました。
きっとこういったものが災害時に役立つに違いありません。
障害者用や支援者用のバンダナはたくさんの自治体で採用されており、無償で配布していたり、避難所に据え置かれていたりしています。
バンダナ以外にも、紙を差し込めるベストを用いるという方法ありましたが、かさばらないという点でもバンダナは良いかなと思いました。
初めに消防分団のことを書きましたが、大規模災害が発生した時は消防の本団(正職)、分団の力を合わせたとしてもできることは限られています。
自助、共助、公助という言葉があります。上記の消防は公助にあたるわけですが、それはいざという時には必ずしも頼れるとは限りません。
なので自助、共助こそが重要になります。
もし災害時に聴覚を補助する機器がなかったら?
考えていただくきっかけになれば幸いです。