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コロナ禍と外耳炎の関係 耳鼻科への受診者が増えている

イヤホンの手入れの仕方

耳鼻科における外耳炎関連の受診数が昨年の約2倍に

いつも見ている朝のニュースで「耳鼻科における外耳炎関連の受診数が昨年の約2倍に」というのを目にしました。最近、耳の穴が無性にかゆくなったり痛みを感じることはありませんか?今、このような症状で耳鼻科を受診する人が増えているそうです。

 

背景としてイヤホンの使用頻度が上がったことが考えられます。

多くの企業でこれまでよりもリモートワークや在宅勤務の実施が増えていると思います。そうなると新たにイヤホンを使う人も増えたことでしょう。皆さんのなかにも、今までよりお家時間が増えたことでイヤホンの使用時間が長くなったという方がいるのではないでしょうか。

かくいう私も普段はイヤホンで音楽を聴くのが日課になっています。お家時間が増えたのでイヤホンを付けている時間は確かにコロナ禍以前よりも増えたように思います。

 

 

どうしてイヤホンを使うと外耳炎になるの?

まず、はじめに強調しておきたいのは、「イヤホンを使うこと=外耳炎の原因」では無いということです。外耳炎の原因の多くは、細菌などによる肌の炎症です。様々な種類のイヤホンに共通している、耳の穴に触れるシリコン部分。ここが衛生的かどうかで細菌の繁殖に大きく関わってきます。

冒頭でもお話しましたが、コロナ禍でイヤホンを装着している時間が長くなっている今、つけているだけでも肌にストレスが掛かっているうえに、皮脂などによる湿気などが細菌繁殖に拍車をかけているみたいです。

あるニュース番組では、「細菌の数を調べた結果、イヤホンについた細菌の数はトイレの便座やキーボードよりも多い」という調査結果が出たと放送していました。それだけ細菌が繁殖しやすい場所になっているということですね。

外耳炎になる前に、イヤホンをお使いの方はシリコン部分を清潔に保つことで予防ができます。中古販売店などでも実際に行っているイヤホンのお手入れ方法をご紹介します。

 

 

イヤホンを清潔に使う方法

イヤホンの種類は大きく分けて、有線と無線がありますが、お手入れはほぼ一緒です。

手順 作業 手入れ方法
本体からイヤホンゴムを外す 布やティッシュなどを使い、

外装の埃などの汚れをやさしく掃う。

本体のスピーカー部分とイヤホンゴムの穴内部の汚れを落とす 歯間ブラシや綿棒を使い、やさしく汚れを掻き出す。力を入れすぎると傷のもとになるので注意。
仕上げに全体の汚れを落とす アルコールウェットティッシュなどで軽く全体を拭き上げる。
清潔な場所で保管する 硬質ケースなどで保管する場合は、ケース本体もイヤホン同様に汚れを拭き取る。

 

細菌はそのままにしていると増える一方なので、使用したら定期的にお手入れをするとよいそうです。イヤホンゴムは百円均一ショップなどでも購入できるので交換するという手もありますが、本体のスピーカー部分はお手入れが必要ですのでまとめてきれいにするのが良いかと思います。

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