乗り物酔いだけじゃない、さまざまな酔い
乗り物酔いだけじゃない、さまざまな酔い
乗り物酔いは医学的には「動揺病」、「加速度病」と呼ばれ、体が揺らされることで、めまい、頭痛、吐き気・嘔吐などの症状を引き起こす病気です。
乗り物酔いの原因は、内耳の三半規管や前庭が過剰に刺激されることや、視覚と平衡感覚のズレで脳がパニックを起こして自律神経を乱し、めまいなどの症状を起こすとされています。
私は三半規管が弱いのか、乗り物酔いを起こしやすい体質です。
私が今までにどんなものに酔ったか紹介します。
波酔い
船に乗っているときに起こります。海の波の揺れが原因で発生します。
船やボートなどの乗り物に乗っていなくても波酔いを起こすことがあります。
シュノーケリングをしていたときです。吐き気、めまいが辛くて、陸で休憩をしないと体がもたなかったです。
ただ、嘔吐した後は楽になり、症状がほとんど出ませんでした。
スキューバダイビングやサーフィンなどでも波酔いが起きるようです。
また、波の影響を受けやすい水面や浅い水深で起こりやすいようです。
個人の感想ですが、酔いの中で一番辛かったです。
映像酔い
映画やテレビ、ゲームなどで動きのある映像を見ているときに乗り物酔いと似た症状を起こすことがあります。
手ぶれのある映画を鑑賞中に気分がだんだん悪くなり、座っているのも辛くて横になりたくなりました。
何とか耐えましたが、完全に酔ったなと思いました。映像酔いも動揺病のひとつと考えられているようです。
視覚と体の感覚の不一致が脳を混乱させるようです。
手ぶれや急激なカメラの動きが多い映像は酔いやすく、また3Dの立体映像は特に酔いやすいとされています。
「3D酔い」、「VR酔い」、「ゲーム酔い」などと呼ばれることもあります。
メガネ酔い
初めて購入したブルーライトカットメガネをかけてパソコンを見ていたときにだんだん気持ちが悪くなりました。
どうして体調が悪くなってきたか調べてみたら、メガネ酔いというものがあることを知りました。
メガネ酔いは、初めてメガネをかけたときや、新しいメガネにまだ慣れていないときに起きます。
メガネの度数やフレーム、レンズが合っていないと目のピントを調整する力に変化が起きたり、見え方が変わったりして目が疲れやすくなり気持ち悪さを感じるようです。
顔ごと動かして周囲を見るようにするとメガネ酔いしにくくなると言われています。
メガネ酔いが改善しないようでしたら、購入したメガネ店や眼科に相談することをおすすめします。
芸術酔い?
「芸術は爆発だ!」で知られる芸術家・岡本太郎が1970年に開催された日本万国博覧会(EXPO’70・大阪万博)のテーマ館の一部として建造された太陽の塔の内部を見学した後、外に出たらなぜか足元がふわふわするようなめまいがあり軽い乗り物酔いになったときと同じような感覚になりました。
症状が出た原因は不明ですが、太陽の塔の内部は想像をはるかに超えて素晴らしくて圧倒されました。
芸術のエネルギーに酔ったのかもしれません。
疲れていたり、睡眠不足などで体調が万全でないときは酔いが酷くなりやすいです。
規則正しい生活で普段から体調を整えて生活していきたいです。
「メガネ酔い」があるならば、補聴器や集音器でも人によっては酔う可能性はあるのかなと思いました。
補聴器・集音器を初めて使うとき、新しいものに変えたときは聞こえ方が変わります。
耳から入る情報の量や質が急に変化すると、脳が混乱して気分が悪くなる可能性はあると考えます。
補聴器・集音器は慣れるまでに訓練が必要で時間がかかります。
一回の装着で合わないとすぐに判断するのではなく、のんびりと時間をかけて慣らしてみてください。
(最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばすようにして、無理はしないで疲れたら休みましょう)
弊社のポケット型集音器の「デカ音くん」は20日間の無料貸出を行っています。焦らずゆっくり試してみてください。