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昆虫の耳の不思議 同じ聞くでも人と昆虫では大きな違い

昆虫の耳の不思議 コオロギの耳は脚にある⁉

4月になり暖かくなり、桜が咲く季節になりましたね。同時に多くの昆虫たちも活動を始めています。今回は昆虫の聴覚について紹介したいと思います。

 

人間は空気中の振動を鼓膜で感じ取ることによって音を感知しています。対して昆虫は、全身に生えている細かな毛や触覚で、音の大きさや方向を知る程度の聴覚しかもち合わせていません。花の色を見定めるために昆虫の視覚は優れていると言われていますが、聴覚はあまり優れていないのですね。

 

昆虫の視覚器官(目)は、ほとんどの昆虫グループで同じ位置にあるようですが、聴覚器官(耳)は昆虫グループによって様々な箇所についているそうです。

バッタやコオロギは脚、カマキリは胸、セミは腹、ミツバチやハエは触覚に耳を持っているそうです。これほど様々な箇所に耳を持っているのは驚きですね。バッタやコオロギは地面の振動、セミは木からの振動を聴くための耳の位置かも知れませんね。

 

昆虫は個別に19回聴力を取得したといわれているそうで、耳の位置が様々であることと関係しているのかもしれませんね。

 

ここまで多様な位置に耳を持つ昆虫たちですが、音を聞く仕組みにも違いがあるのでしょうか。昆虫たちが音を聞く仕組みは

  • 鼓膜の振動をキャッチし、中枢神経に伝える。
  • 関節の「たわみ」をキャッチし中枢神経に伝える。

という2種類が多いそうです。音を聞く仕組み自体はあまり変わらないようです。

 

今回は、昆虫の耳の不思議を紹介しました。我々哺乳類と昆虫では耳の場所、形、音を聴く仕組みなどが全く違うのは面白いですね。

これから夏にかけて、昆虫たちの活動は活発になっていきます。変わった目線で昆虫を観察してみると面白いかもしれませんね。

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