【2020年】高齢者にもおすすめの無料補聴器・集音器アプリ
難聴者・聴覚障害者のお役立ちスマホアプリのご紹介
お役立ちスマホアプリ
スマートフォン(スマホ)は便利ですね。便利なので多くの人が持っています。
総務省の令和元年版情報通信白書に載っている情報通信機器の保有状況の調査では、2018年の世帯における「スマホ」の保有率は79.2%となっており、「パソコン」の74.0%を上回っています。また、個人における保有状況をみると、「スマホ」保有率は64.7%で、「携帯電話・PHS」の26.3%を大きく上回っています。2020年の今はスマホを持っている人の割合はさらに増えていそうですね。
日本のスマホのほとんどは、Appleが開発したiOSを採用したiPhoneか、Googleが開発したAndroid OSを採用したAndroidのスマホのどちらかになります。
スマホはアプリケーション(アプリ)をインストールして使用します。iPhoneはApp Storeで、AndroidスマホはGoogle Playでアプリのインストールができます。
アプリには難聴者や聴覚障害者の方の助けとなるものがたくさんありますので、ご紹介します。
・聴覚障害者のコミュニケーションを支援するアプリケーション「こえとら」
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の研究開発成果である音声認識技術や音声合成技術を活用することにより、聴障者と健聴者とのスムーズなコミュニケーションを支援するスマホアプリです。
こえとらアプリサポートページ:https://www.koetra.jp/
・コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ「UDトーク」
音声認識や多言語翻訳等で、会話をリアルタイムに文字表示させるアプリです。
UDトークトップページ:https://udtalk.jp/
・電話の声が聞き取りづらいと感じている方へ!「みえる電話」
通話相手の音声をリアルタイムで文字に変換でき、いつもの電話にプラスしてご利用いただくことで、音声を“みえる”化し、通話をお手伝いするアプリです。
※ドコモを契約している方しか利用できません。
NTTドコモのみえる電話のページ:https://www.nttdocomo.co.jp/service/mieru_denwa/
・音声による110番通報が困難な方のための専用アプリ「110番アプリ」
聴覚に障害のある方など、音声による110番通報が困難な方が、文字や画像で警察に通報するためのアプリです。
警察庁の110番アプリシステムのページ:https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/110/app/
ご紹介したアプリはほんの一部で、App StoreやGoogle Playの検索で「難聴」や「聴覚障害」などのワードで調べていただければ、聴力検査ができるアプリ、手話が学べるアプリ、筆談をサポートしてくれるアプリなど、さまざまなお役に立てるアプリがたくさん出てきます。
アプリの中には補聴器と名前が付いているアプリもあります。補聴器や集音器は音をマイクで拾って大きくしたり、音を調整してスピーカから音を出して耳に届けています。補聴器アプリもスマホについているマイクで音を拾い、コンピュータ部分で調整して音を出力しています。補聴器と名前は付いていますが、医療機器認定を取ったものではないと思われますので、どんなものかと試してみるのはいいですが、長時間の使用は控えたほうがいいでしょう。
アプリはアップデートで不具合を修正したり、新機能が追加されたりしますし、今後も新しい難聴者向けのアプリが開発されることが予想されます。自分に合うアプリを探してみるといいのではないでしょうか。