耳鳴
耳鳴り「みみなり」
耳鳴りの種類について
耳鳴は、「みみなり」または「じめい」とも言います。
この耳鳴りというものは、周囲からの音を感じる訳ではなく、耳の中ないしは自身の脳内で作り出された雑音のことを指します。
耳鳴りがするから病気、という訳ではありません。耳鳴りはあくまで症状です。原因はさまざまありますが”ジー、キーン”といった音を感じます。
症状のある人の多くは自身のみが感じる耳鳴りですが、極まれに自分以外の人にも聞こえる耳鳴りもあるそうです。それぞれ、「自覚的耳鳴」「他覚的耳鳴」と言われます。
耳鳴りには難聴を伴うこともあります。
難聴に伴う耳鳴りの対処
難聴に伴う耳鳴りの治療法として「TRT 療法」というものがあります。Tinnitus Retraining Therapy(ティニタス リトレーニング セラピー)の略で”耳鳴り再訓練療法”、”耳鳴順応療法”とも言います。医療機関での診断をもとに長期間をかけて行う治療法です。
(以下、旭川医科大学 耳鼻咽喉科学講座 _耳鼻咽喉科豆知識/耳鳴り_TRT 療法 より引用http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/oto/mame/mame5-2.html)
TRT療法は、耳鳴りの音に順応(じゅんのう)、馴化(じゅんか)させるように脳を訓練する方法で、補聴器のような形をした機械である、TCI(tinnitus control instrument;耳鳴り制御機器)(サウンドジェネレーター、ノイズジェネレーターとよぶこともあります)を用いて行われます。
医療機関での診断後、カウンセリングと耳鳴り制御機器を使った音治療を合わせて行います。
耳鳴りを消し去るわけではなく、慢性的な耳鳴りに慣れさせることで、煩わしさや不快感を和らげていくという治療法です。
私の耳鳴り体験
最近、自身も耳鳴りが酷くて困っています。
筆者の場合は高音の「チー」というか「ジー」のような音が聞こえていて、常に鳴ってます。感覚では結構なレベルが有ると思います。
冒頭でご紹介したTRT療法とは違いますが、以前に低周波発信器で1kHz~20kHzぐらいの範囲で単一周波数を変更しながら耳に入れてみましたが、うまく同調が取れるところが見つかりませんでした。
うまいこと同調が取れてあわよくば耳鳴が打ち消せないかと思いましたがダメでした。
どうもこの耳鳴は、周波数の変動とレベルの変動が周期的にあり、単一周波数の一定レベル投入では効果がありませんでした。(耳鳴りの音が一定していないので無理でした)
普段何もしない場合は、エアコンの音など周りの音と混ざりあって何か嫌な雑音(騒音)が聞こえますが、ノイズキャンセリングイヤホンをした状態で音の入力なしの時は純粋に耳鳴だけが聞こえます。
はじめに耳鳴りの説明でも書きましたが、様々な紹介文で『耳鳴り=脳が作り出した音』と書いてあるのを見かけます。そもそも耳鳴りには二つの種類があり、「自覚的耳鳴り」と「他覚的耳鳴り」に分かれます。この”脳が作り出した音”というのは自覚的耳鳴りに該当し、耳鳴りの症状がある人の大半がこれにあたります。対して他覚的耳鳴りは他者にも聞こえる耳鳴りであり、耳回りの筋肉痙攣などが原因でおこることがあるようです。
筆者の場合は、不思議な事に何かに集中している時はこの耳鳴りはあまり気にならないのですが、耳障りな音は聞こえないに越したことはありませんね。
弊社では現在、2種類の集音器を販売しております。
聞こえにくいと感じたら、何はともあれ自分の聞こえ具合にあった機器を選ぶことが大切です。
又、こういった集音器などを利用することで耳鳴りの煩わしさが軽減されるといった場合もあります。
その人の聞こえ具合によっては補聴器よりも集音器の方が使いやすいといった事もありますので、まずは使用者様ご自身で試聴をしてみてください。
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