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行政無線が聞こえづらい地域での防災放送

行政無線が聞こえない地域での取り組み

防災行政無線は、災害時などに重要な情報を発信するために使われる伝達手段の一つのですが、「聞こえない・聞き取りづらい」という話をよく聞きます。海岸沿いにある会社の担当者さんに行政無線の現状について伺ったことがありますが、全く問題なく聞こえるという意見は残念ながら一つもありませんでした。近年の住宅状況から遮音性の高い建物が増え、さらに気象状況、スピーカーの特性など様々な要因により、全ての方に聞こえやすい設備というのは現状ないのかもしれません。こういった現状を打破しようと積極的に動いている自治体があるので導入例について少しご紹介します。

防災、放送

放送設備のデジタル化

未だ多くの地区では防災行政無線はアナログ設備のまま更新されず老朽化が進んでいますが、ある自治体は防災行政無線の「デジタル化」を重点におき、高性能スピーカーを62基増設、音声が届く距離を以前の2倍ほど拡大させるほか、戸別受信機の更新、屋外スピーカーに双方向の連絡通話機能を備えるなど整備を進めています。
今後も聞こえない・聞こえづらい地域を少しでも解消するために事業者と連携して整備を行っていくようです。

他のシステムとの連携

そのほかの都市では、行政無線の放送内容が聞こえない場合に内容を確認できるよう、スマートフォンと連動してメールでお知らせする機能やテレホンガイド、テレビのデータ放送など市独自で確認できる方法があるようですので、お住まいの地区での情報獲得方法は知っておいた方がよいでしょう。

弊社の事務所がある名古屋市では、携帯版の防災アプリで地震災害や洪水災害の情報、災害で公共交通機関が止まった場合に徒歩で帰宅する際の帰宅支援情報などを確認できるようです。(私の住んでいる地域は特にありませんでした…)

 

自主的な備え

町内会などの地域コミュニティや一般企業で、独自の情報獲得方法を持っているのと同様に、個人においても自分たちで情報を入手する手段を確保しておくことが大事です。弊社では2種類の集音器を製造・販売しております。耳が聞こえづらい難聴の症状を抱えたお客様の中には、非常時で困らないように予備の集音器や補聴器を準備しておくという方もいらっしゃいます。

また弊社では、防災行政無線が聞こえにくい状況でも放送主が自ら避難放送をトランシーバーからかけられる「事業所内無線放送システム」を取り扱っております。

広範囲に大音量での放送を可能にする「ハイパワースピーカー」と、突然の停電でも使用できるよう「バッテリー」を搭載した一斉放送装置を使ったシステムです。従来の卓上に置くような放送器は話す人が一カ所に留まる必要があるのに対し、トランシーバー型送信機から放送するこの装置は、移動しながらでも使用が可能なので自身の安全確保をしながら避難誘導も出来ます。送信機と放送器は無線でそれぞれ独立している為、断線で使えなくなる心配がなく大掛かりな配線工事も不要です。移設・増設も容易で使用者にあわせた構成が可能となります。

事務所や倉庫に設置することで、トランシーバーの範囲内であれば避難しながら放送をかけられるため、放送主が避難放送のため逃げ遅れたという事態を防ぐことができます。事業や個人でも防災意識を高くもつことでいざというときに身を守る行動につながります。お客様のご要望にお応えできるようご提案・サポート致しますので是非お問い合わせください。

 

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弊社では現在、二種類の集音器を販売しております。商品詳細は下記バナーよりご覧いただけます。

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