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片耳だけが聞こえ方に違和感が耳に何か詰まっているような難聴

若者に多い難聴 低音障害型感音難聴(ていおんしょうがいがたかんおんなんちょう)

突然ですが、皆様は「難聴」についてどのような印象をお持ちでしょうか?

難聴の症状としてよく耳にするのは、会話の内容が聞こえにくくなるといった「聴力の低下」や「耳鳴り」などがあります。個人的には、”年齢的な聴力の衰えから起きる聴力の低下=難聴”と捉えられて使われていることが多いように感じます。難聴と聞くと、「おじいちゃんやおばあちゃんたちの悩み」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

しかし実際にはこのシニア世代に見られる難聴とは違う「低音障害型感音難聴」という難聴が若者世代にも起こりうるのです。

 

低音障害型感音難聴の特徴

低音障害型感音難聴の症状は、耳のこもり、耳鳴りなどの違和感、めまいが起こるといったものが挙げられ、20代から40代の世代に多くみられます。この難聴の特徴としては、上記の症状が片耳のみに起こるという点で、まず両耳に症状は現れません。又、もう1つの特徴として、独立した病気ではないということが挙げられます。

どういう事かと言うと、難聴がどの様な状態で起きているのかという症状を表したもの、ということです。低音障害型感音難聴は、その名の通り低音を感じる神経に障害が生じ、低音部が聞こえにくくなる症状のことです。

主に難聴を引き起こす病気は「突発性難聴」「メニエール病」に大別されるそうです。1回の治療で完治すれば突発性難聴、再発した場合はメニエール病と判断されています。この2つの病気のうち低音で支障をきたしている状態を低音障害型感音難聴と呼び、症状を繰り返すか否かで突発性難聴もしくはメニエール病なのかということを診断していきます。

 

低音障害型感音難聴の発症原因についてはまだはっきりしていません。ただ、低音型障害型感音難聴を発症した患者さんの多くが「寝不足だった」「疲れがたまっていた」などストレスフルの傾向がみられるそうです。

発症しないためにもまずストレス対策が大切になってきますが、すぐにストレスを感じるなというには無理があるでしょう。そのため、この低音障害感音難聴は早期発見・治療が大事になってきます。この症状は難聴と言っても人の声や周囲の音が全く聞こえなくなることはなく、痛みもありません。そのため重篤感を感じにくく、すぐに病院へ行くという考えには至らず簡単に治ったはずの症状が耳鳴りを残すといった残念なケースとなることが多いそうです。ほとんどの場合は発症から1週間以内に耳鼻科を受診し、治療すれば1週間ほどで完治するそうです。

 

聴覚は精神的な部分の影響を受けやすい感覚器です。私も軽度の症状だからと安心しきらず1度、病院で診察してもらうなどして充分に体の健康に気を付けていこうと思います。

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