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集音器コラム 2022.09.29

イヤホンが耳に与える影響 耳を休めていますか?

イヤホンが耳に与える影響(失ったものは取り戻せません)

 

皆さんは私生活でイヤホンをして音楽を聴いたり、動画を見たりしていますか?

私は電車に乗るときは必ずイヤホンをつけて音楽を聴いています。電車内だと電車の音や人の話し声などの雑音が多いためついつい音量を上げてしまいがちかと思います。

ですが、その状態で長時間使い続けると、耳の中にある“蝸牛(かぎゅう)”という器官が傷つき難聴になってしまう恐れがあります。

これは音を電気信号に変えて神経や脳に伝えている細胞が、空気の振動を受け続けることで機能が低下し、だんだんと細胞の数が減少していくためです。

一旦なくなってしまった細胞は、現代の医学では再生することが難しく、次第に

・物音の聞こえが悪くなる

・頭痛を感じる

・耳鳴りがする

・他人の声が聴きとりにくい

・左右で聞こえ方に差がある

・耳が詰まっているように感じる

などの症状が現れるようになり、徐々に進行していきます。

 

難聴は高齢者に起こりうるものだと思われがちですが、WHO(世界保健機関)によると、世界の12~35歳の若い世代の半数近い約11億人が難聴になるリスクがあるといわれています。

難聴にならないための予防として、

1.大音量で聴かないこと

当たり前ではありますが、大音量で長い時間 音を聴いているとその分だけ耳に負担がかかり“蝸牛”という器官が傷ついていきます。

場所や時間を気にして、音量を調節することで、耳への負担を減らしましょう。

 

2.耳を休ませる

どんなに音量を調節しても耳を休ませる時間は必要です。イヤホンやヘッドフォンで音楽を聴いたら、聴いた3倍の時間は耳を休憩させたほうがいいと言われています。また、体が疲れている時やストレスが溜まっていると難聴になる確率も高くなると言われています。

体調にも気を配りながら適度な休憩をはさんで楽しむようにしましょう。

 

3.耳の血流を良くする

耳の血液の循環が悪くなると、聴覚器官や脳への神経伝達が十分に行われなくなってしまいます。そのため、耳への血流を滞りなく健康に保つことが重要とされています。

具体的には、バランスのとれた食事、適度な運動、禁煙など、日頃の生活習慣に気をつけることが必要です。

治すのが難しいといわれる難聴ですが、なる前にこういった生活習慣の改善で予防していきましょう。また、耳鳴り、めまい、難聴等の症状が見られたら放置したりせず早急に病院に行くことをお勧めします。

 

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