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耳の中にある三半規管を鍛えてバランス感覚を強く!

三半規管は鍛えられる!?

 

高速バスや車での長距離移動などで乗り物酔いをしてしまうのは辛いですよね。さらには3Dメガネでも気持ち悪くなったり...

乗り物酔いするのは三半規管が弱いからとよく聞きます。皆さん、三半規管は鍛えることができるってことはご存じですか?

 

まず初めに三半規管とは耳の中に存在している器官で平衡感覚(回転感覚)を司る器官になります。三半規管は一つの器官ではなく、「外側半規管」、「前半規管」、「後半規管」の三つの半規管の総称を三半規管と呼びます。この三つによって人間は三次元空間を認知しているのです。具体的には、外側半器官が水平回転を認知し、前半規管と後半規管で垂直回転を感じ取ります。三半規管はリンパ液で満たされていて、頭や体が動くと内部の液体が流れます。それを三半規管にある感覚細胞が情報として捉え、電気的な信号にして前庭神経を介して脳に送るのです。更に内耳には耳石器と呼ばれる重力や体の位置(直線的な加速)を感知する器官もあります。

耳の構造

乗り物酔いしてしまう原因は、三半規管と耳石器がキャッチした体の揺れや回転、スピードなどの情報量が多すぎたり、目で見た揺れや回転の情報のずれが生じたりすることで、脳が情報を処理しきれずに「異常がある」と判断してしまいます。そうすると循環器や消化器などの活動を調整している自律神経が乱れてしまい、吐き気や頭痛が起こるといわれています。車に乗っているときにスマホなどを見ていると、視界から入ってくる情報と体が感じる情報が脳に一気に伝わって混乱してしまい車酔いしてしまうわけですね。

 

車に酔いやすい人でも、運転すると酔わないというのは次に何が起こるかという動きの予測ができるからと言われています。酔いやすい人の特徴で、乗り物に対して不安があったり、ストレスを抱えていたりすると乗り物酔いしやすい傾向にあるようです。また小さい頃は、三半規管や脳の働きがまだ発達していないため乗り物酔いしにくいと言われています。成長につれてだんだんと乗り物酔いをするようになり、小学生~中学生が一番乗り物酔いをしやすい年代だそうです。大人になるにつれ三半規管が鍛えられ乗り物酔いも少なくなっていきます。

 

三半規管の発達は子供の頃がピークを迎えるため小さいころからアスレチックや体操などの運動が推奨されています。大人になってからは、揺れに慣れる、平衡感覚を鍛えることで乗り物酔い防止に役立ちます。

 

ではどのようにして三半規管を鍛えるのか簡単にご紹介します。

  • 片足立ち
  • ブランコやシーソーに乗る
  • バランスボールに乗る
  • 目を閉じて歩く→(慣れたら)目を閉じて後ろ向きに歩く
  • 回転いすに座って回る(回りすぎ注意!)
  • でんぐり返し

 

どれも感覚を慣らしていくことが大事ですので、やりすぎには注意するようにしましょう。日々のちょっとした合間、片足立ちで歯磨きしてみたり、バランスボールに乗ってテレビ鑑賞をしてみたりなど継続的に行うことがお勧めです。

 

どれも気軽に始められそうなものばかりですよね。私自身も車酔いはする方なので、これらのトレーニングを行って少しでも良くなってくれたらいいと思います!皆さんも車酔いが酷いというかたはこれらを行ってみてはいかがでしょうか。

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