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集音器の購入後のサポート体制 当社保有の検査機器のご紹介

集音器購入後の検査機器によるサポート体制

集音器を購入後に、調子が悪くなったらどうしよう、しっかりとサポートしてもらえるだろうか?  こんなご不安を感じる方も多いと思います。

そこで今回は、当社にて保有している検査機器についてご紹介いたします。

 

集音器では、マイクから拾った音を大きくしてイヤホンから出力します。

高齢になると、一般的に高い音が聞こえにくくなってきますので、当社の集音器では高い音をより大きくするようになっています。

マイクから拾った音が、音の大きさや周波数(音の高い、低い)に対してどのようにイヤホンから出力されているか。

これらを測定するには、補聴器特性試装置という機器を使用します。

 

当社では2台の補聴器特性試装置保有しています。

 

リオン株式会社製 補聴器特性試験装置 LH-21

コルチトーン補聴器株式会社製 補聴器特性測定器 CORTIMA8000

 

補聴器では、JIS規格にて測定方法が決められています。

これらの測定装置は、その規格の測定方法に対応したものとなっています。

JIS規格は改正されることもあり、規格が変わった場合には測定装置もそれに対応した

装置にする必要があります。

※JIS規格:日本の産業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格

 

LH-21は、JIS C 5512:2000、CORTIMA8000はJIS C 5512:2015に対応しています。

(2000が2000年、2015が2015年を意味します)

 

測定(代表的なもの)に関して簡単にご説明します。

 

 

①防音構造の測定ボックスに、集音器を入れます。

 

②測定を開始すると、ボックス内に内蔵されたスピーカより、低い周波数→高い周波数へ

連続的に変化する音が出力されます。

これを複数の音の大きさ(3パターン)で行います。(自動測定)

 

③集音器は、①の音をマイクから拾い、イヤホンから出力します。

イヤホンに接続するための2ccカプラと呼ばれるものがあり、これにイヤホンを

接続して測定します。

 

④測定した結果をパソコンの画面にて表示し、異常がないかをチェックします。

測定したデータは製造番号と紐づけ、管理しています。

 

 

当社製品は補聴器ではなく集音器ではありますが、これらの測定装置を活用し、製品製造後の最終検査(全数検査)、修理対応時の確認に使用しています。

 

その他、集音器は持ち運んで使用もするため、誤って落下させた際に本体ケース内部の

基板にダメージを受ける可能性があります。

基板に搭載された細かな電子部品を肉眼で確認するのは困難なため、拡大鏡を使っての

確認も行っています。

 

以上の通り、当社では集音器のイヤホンから音が出ているからOKというような曖昧な管理ではなく、検査機器を用いた管理を行っております。

 

当社の集音器を安心して、継続してお使いいただけるよう努めておりますので

もし当社の製品にご興味をお待ちでしたらお気軽にお問合せいただけると幸いです。また、弊社の集音器を使っていて調子が悪いなと感じましたら、そちらの方もお気軽にお問合せください。

弊社ではイヤホン型集音器「デカ音くん」やヘッドホン型集音器「Phontec(フォンテック)」といった周波数・音に携わる商品を取り扱っておりますので聞こえづらいなどお悩みがありましたら、是非お試し下さい。

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