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集音器コラム 2020.03.30

愛着のある補聴器を供養~道具の最期~

愛着のある補聴器を供養~道具の最期~

先日、長野に出張に行った際に”『耳の日』を前に33回目の補聴器供養“といったニュースを見ました。そこでは使わなくなった補聴器を神社のような場所で供養しているそうです。補聴器という道具は難聴を患う方にとっては“耳と同じ大切な体の一部”です。そんな補聴器の最期を供養という選択肢で迎えるのは、大切に使っていたという思いが伝わってくるようでとてもいいものだと感じました。

普段何気なく使っている道具にも感謝を覚えられるような、そんな心の余裕をもって過ごしていきたいなと改めて思います。

 

筆者の個人的な話になりますが、

先日、長年愛用していた原付スクーターを手放しました。というのも2年ほど前に別の原付を1台追加で購入して以来、新しい方をメインに使っていたのでしばらく乗っていませんでした。新たに購入したものと合わせて2台分の維持費や駐車スペース等のことを考えると、使わないものをいつまでも持っていても仕方がないと思い、今回手放すことにしました。

 

ちょうど知り合いの先輩から「移動のための足が欲しくて探している」と話がきていたので、「長くはもたないかもしれませんがそれでも良ければ」と使っていなかったスクーターを売却させていただきました。

とはいえ、自分が運転免許を取って初めて買ったスクーターだったので愛着もそれなりにありました。大学生活の大半では通学にお世話になり、片道100kmくらいのツーリングには何度も出かけました。初めて原付に乗って風を切った時のドキドキ感は今でも覚えています。そんな思い出の詰まった愛着のあるものを手放すのはさみしいですが、道具としては使われずにしまっておかれるよりもガンガン使ってもらうほうがうれしいのかもしれません。

今回、私の手放したスクーターや、冒頭でお話しした補聴器の供養のような、愛着のあるものを手放す最期のときには、改めて自分の中で道具を使ってきた思い出を振り返るきっかけになるように感じました。

 

弊社ではイヤホン型集音器「デカ音くん」、ヘッドホン型集音器「Phontec(フォンテック)」を販売しています。集音器で皆様の聞こえのサポートをすることはもちろん、ご利用者様に永く愛着を持っていただけるような製品をご提案できれば幸いに思います。

 

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