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耳に悪影響を与える行動や習慣~実はその行動が耳にも悪影響~

生活習慣を改めて健康な耳を(耳も体の一部です)

難聴・めまい・耳鳴りなどが起こる原因は、加齢やストレス、自律神経の乱れ、心の病気などたくさんありますが、普段なにげなく行っている行動や習慣が原因となっていることもあります。どんなことが耳によくない影響を与えるのでしょうか。

 

・座りっぱなしの生活

座りすぎの人は、そうでない人と比べて寿命が短く、肥満、糖尿病、心疾患の割合が高くなるそうです。

長時間座り続けていると、全身の筋肉の70%を占める下半身の筋肉が動かないため、血流や血中の脂質代謝が低下し、血液中の中性脂肪の増加、善玉コレステロールの減少、血中インスリン感受性の低下などを引き起こし、動脈硬化などの悪影響につながるとされているからです。

動脈硬化による血流障害は加齢性難聴の原因と考えらえています。中性脂肪が高いと耳鳴りが起きやすく、コレステロールが高いとめまいが起こりやすいということも明らかになっています。中性脂肪を下げると6割以上の方の耳鳴りは軽くなることから、耳の働きと血流が関連していることが分かってきたのです。

また、座りっぱなしだと、体がむくみやすくなります。すると、音を感知する内耳の蝸牛を満たしているリンパ液の質が低下したり、蝸牛そのものがむくみやすくなったりして、突発性難聴やメニエール病などを引き起こしやすくなります。

デスクワークなどで座りっぱなしの生活をしている人は、せめて1時間に1回は立ち上がって軽い運動やストレッチを心がけて、座りすぎを防ぎましょう。

・カフェイン、香辛料の過剰摂取

カフェインはコーヒー、紅茶、緑茶などの日常的に口にする飲み物の中に含まれており、神経を興奮させる作用があります。神経を興奮させるのでカフェインを摂取すると眠気を覚ましたり、頭がスッキリしたり感じますが、過剰に摂取するとめまいや耳鳴りを引き起こすことがあります。

カフェインの過剰摂取が原因のめまいや耳鳴りは、カフェインの摂取をやめれば症状はすぐに治まります。症状があればカフェインを取らないようにし、症状が治まった後も過剰に摂取しないように気を付けましょう。

 

カフェインと同様に、香辛料にも神経を興奮させる作用があります。めまいや耳鳴りがあるときは摂取しないようにし、症状がないときもできるだけ控えたほうがよいそうです。

・水分の摂取を控える、塩分の控えすぎや過剰摂取

人間の体の50~75%は水分でできています。体を冷やしたくない、トイレが近くなるなどの理由で水分の摂取を控えて脱水状態になってしまうと、難聴や耳鳴りを引き起こしたり、症状を悪化させてしまうことがあります。

脱水は単なる水分不足ではなく、体液が不足した状態です。体液には水だけでなく、電解質(ナトリウムやカリウムなどのミネラル)も含まれています。それらが不足した脱水状態になると、血液がドロドロになり血流障害を招いたり、リンパの流れが悪くなってむくんだり、筋肉の収縮や神経の伝達もうまくいかなくなってきます。

塩分(ナトリウム)は不足しても過剰に取り過ぎても脱水症状がおきます。塩分は細胞内の水分バランスを保つために使われており、血液や細胞外液など、体内の水分をコントロールしています。塩分不足や過剰摂取におちいると体内の水分バランスがうまく機能しなくなり、脱水症状やむくみを引き起こしてしまいます。

座りっぱなしの生活と同様に、血流障害やむくみは耳の機能に悪影響を与えます。特に耳鳴りは、脱水の初期症状のことも少なくありませんから、耳鳴りがしたらすぐに水分(場合によっては電解質も一緒に)補給をしましょう。

体の水分量は加齢とともに減少していきますので、高齢者は特に注意が必要です。喉が渇いたときには、すでに脱水が始まっています。こまめに水分を摂りましょう。

また、カフェインやアルコールは利尿作用がありますので、水分を摂取したつもりでも体内の水分が失われやすくなっているので注意が必要です。

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