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夏のご挨拶 | 聞こえ続けるために今できること

日頃は、弊社の製品をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

この夏は、熊本地震をはじめ、北陸地方など多くの地域で豪雨災害が発生しました。また、「酷暑」という言葉が生まれるほどの異常な暑さなど、自然災害や異常気象が相次ぎ、言葉では言い尽くせないほどの被害をもたらしました。被災された皆さまには、謹んでお見舞い申し上げます。

 

さて、最近、「若者たちの耳が危ない! 世界で11億人もの若者が難聴のリスクを背負っている」という、衝撃的な見出しを目にしました。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会から、若者の難聴リスクについてこのような警鐘が鳴らされています。これは以前から言われていることですが、ヘッドホンやイヤホンを大きな音で長時間使用すると、難聴になるリスクが高まります。昔、軍隊で「大砲の砲手は難聴になりやすい」と言われていたのも、同じようなことだと思います。

 

鼓膜が破れるほど大きな音でなくても、鼓膜の奥にある内耳の「蝸牛」という器官に存在する「有毛細胞」や、その先端にある「聴毛」は、強い音によって傷つくことがあります。蝸牛では、入口に近い部分が高い音を、奥に行くほど低い音を感じ取り、音を電気信号に変換して脳へ伝えています。そのため、細胞が傷ついた場所によって、高い音が聞こえにくくなったり、低い音が聞こえにくくなったりします。

 

また、この有毛細胞は、加齢によっても傷つくことがあります。高齢になると高い音が聞こえにくくなるのは、この細胞が関係している場合もあります。そして、一度壊れてしまった有毛細胞は再生しないため、元に戻ることは難しいとされています。

 

ですから、できるだけ大きな音を長時間聞くことは避けたいものです。私も高齢者ですから、健康診断の聴力検査では、4,000Hzあたりの聴力がかなり低下しています。

 

我が社の集音器も、「よく聞こえるから」といって、あまり大きな音で使用すると、やはり耳にはよくありません。集音器の名前が「デカ音くん」なのは、小さな音から大きな音まで、幅広く音量を調整できるという意味です。「聞こえにくくなった音を補う」という気持ちで音量を調整し、機器に頼りきるのではなく、自分から音や声を聴こうとする意思を持って、積極的に会話に参加していただきたいと思います。その際には、集音器「フォンテック」もぜひご利用ください。

 

弊社の集音器が、皆さまの「聞こえる」を支え、日々の会話や生活のお役に立つことができれば、うれしい限りです。

 

今後とも、弊社製品をご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

令和8年 9月 吉日

社長 平 松 義 朗