昼と夜で音の伝わり方はなぜ違う?
昼と夜で音の伝わり方はなぜ違う?
突然ですが、昼と夜では、夜の方が遠くの音がよく聞こえるな~と思いませんか?
たとえば、警察車輌や救急車のサイレン音が聞こえてくるとき、昼より夜の方がよく聞こえてきませんか?
夜は昼よりも周りが静かになっているからよく聞こえると思っていましたが、
少し調べてみると、音の伝わり方には気温が関係していました。
音は、空気で伝わることは知っていましたが、空気の温度も関係しているそうです。(知らなかった…)
温度が高くなると、音の伝わり方が速くなります。驚きです。知っている方は尊敬します。
仕組みとしては、
空気中の温度が高くなれば、空気中の分子が激しく動くそうです、なので、
隣の分子への音の波の伝達が速くなるそうです。逆に温度が低くなれば、隣の分子への伝達が遅くなるそうです。
温度で音が伝わる速さを説明しましたが、
伝わる距離にも関係があり、冬の夜が一番、遠くまで音が届くそうです。
昼間は、地上付近の空気が暖かく上空は寒い。当たり前ですよね。
それに対して夜間の地上は寒い。では上空はどうでしょう?
さらに寒いと思いませんか?
違うみたいですよ。
冬場は、放射冷却※で地上付近の空気は寒いが上空は暖かくなるみたいです。
※放射冷却:地面が冷たくなると、地面に接している空気も冷やされて、気温が下がる。
冬の夜は、温度の関係で音の波の屈折の角度が緩やかになるから、遠くまで音が届くそうです。
どういうことかと言いますと、
昼間は太陽の光で地表は温められているので地上付近の空気は上空よりも暖かい状態です。
地上付近は暖かいため音の波の屈折が緩やかですが、上空に伝わるにつれて寒くなり、
屈折の角度が垂直方向に近づいていき、音が上空に逃げてしまいます。
しかし、これが夜になると逆転します。
地上付近は冷たい空気で最初は屈折の角度がきついのですが、上空に伝わるにつれて空気が暖かくなり、
徐々に屈折の角度も緩やかになっていき、より遠くまで音が届くようになります。
簡単に言うと、音は遠くへ行けば行くほど、拡散していきますが、冬の夜は上へ行くと温度の関係で音の波の屈折の角度が緩やかになるので、その拡散度合いがゆるくなるので、遠くへ音が届きやすいということです。
音に関して、上記に書いた以外の要因もあるみたいですね。
今回の要因は一部の参考までに。違っていたら申し訳ないと言うことで。
音という分野をひとつ取っても、追求しはじめたら人それぞれ、聞こえ方や伝わり方が違うので難しいですよね。
たとえば、テレビのスピーカーや、ラジオのスピーカーの音、イヤホンから聞こえる音は利用する多くの人が聞こえるように、よく出来ていると思いませんか。
弊社の集音器も、もっと良い製品をお客様へご提供できるようにと、日々、開発を試行錯誤しています。
また、もっとお客様が喜んでいただけるように日々努力しています。