聞こえを保つのは脳トレ
耳の聞こえを補う脳トレについて(続)
今回は、以前のコラム内で書かせていただきました「耳の聞こえを補う脳トレについて」の続編です。
最近、妻の母親(義母)が、耳が遠くなったと妻がよく話しています。
年末に妻の実家を訪問した際に義母と話をしていると、きちんと聞こえているのか?と疑問に思うことが多々ありました。しかし、近くで会話をしている際には通じている感じで、会話に違和感はありませんし、テレビの音も大きくなりませんでした。何か、物事をしている時、集中して行っていることで耳に意識が届かず、聞こえが悪くなっているような感じがします。
人は無意識のうちに聞こえた音に対して聞き取るのに邪魔な音を排除するフィルターをかけます。必要のない音が脳に伝わらない仕組みで、雑音、騒音の中でも会話することができます。耳に入ってくる音に対して、鼓膜、蝸牛、感覚細胞(有毛細胞)が不必要な音を排除することができるとは思えませんでした。おそらく脳がキャンセリングしていることと思います。還暦プラスワンの筆者ですが、昔よりも視野角がかなり狭くなってきていると運転している時に痛感しており、動体視力も低下していると感じています。耳も同様に若い頃はいろいろと入ってくる音に脳が反応しますが、老化で全ての音に脳は反応できず、集中しないと聞き逃すのではと思います。とくに、自信が何か物事に集中している時、脳は目の前のことにだけ働き、他のことに鈍感となるのではと思います。
話は変わりますが、聞こえについて、自分の耳鳴りのことを続けて書かせていただいておりますが、耳鳴りは改善しておらず、悪化しています。
頭を横に傾けると耳鳴り音の周波数と大きさが変わり、大きく聞こえるようになり、気になるようになりました。聞こえが悪くなったとは感じておりませんが、私も耳の老化は進行しています。
老化で体の大部分の機能がいずれは低下してきますが、進行を遅らせることは可能だと思います。それに必要なのは意識的に行うトレーニングではないでしょうか。
聞こえの脳トレーニングで鍛えて、老化の進行を遅らせ、快聴で余生を楽しく過ごしたいと考えております。
耳鳴りの症状は人によって程度は異なりますが、片耳だけの耳鳴りが続いていたり、めまいや吐き気などの難聴以外の症状を併発している場合は医療機関の受診をおすすめします。
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聞こえの衰えは誰にでも起こりうるものです。これらの製品が聞こえでお悩みの皆さんにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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